昔から几帳面でいつもこまめに部屋の掃除をする習慣が身についている人でも、少しの間ゴミを放置しただけでゴミ屋敷状態になってしまう事はあります。
そのような方は、一度部屋をゴミ屋敷状態にしてしまってからは再発防止のために生活習慣を見直し、二度とゴミをためることが無いように注意することができます。
完璧に部屋を掃除することはできなくても、最悪の場合次にゴミ屋敷状態になるまでの期間が長くなるようにするでしょう。
ですが、昔から片づけが苦手、ついついゴミを拾ってきてためてしまう、明らかに使う機会がないものなのになかなか物が捨てられない、いざゴミを整理しようとしても途中から集中力が切れてしまい、最後まで片づけを終わらせることができない、ゴミ屋敷を片づけようとしても、途中からゴミを片づけていること自体忘れてしまうなど、このような症状のお心当たりはありませんか?
こどものころから母親に部屋が汚いと叱られたり、ひとつの事を長い時間取り組むのが苦手、物事を完結させるのが苦手、よく物忘れをしてしまうなど、そういえば自分は何かと集中力に欠けていたり、片づけや家事が苦手だなあとお心当たりがある方がいらっしゃるかもしれません。
【ADHDという病気をご存知ですか?】
上記に挙げられた特徴があるのが、ADHDという病気の症状です。日本語では、『注意欠如・多動性障害』といいます。
じつは、お部屋をゴミ屋敷状態にしてしまう方、及び弊社にて何度もゴミ屋敷の片づけや処分をご依頼頂いている方には、ADHDと診断された方が数多くいらっしゃるのです。
あまり多く知られていない病名ですので、明らかにADHDなどの精神疾患である場合でも、原因は脳の障害であるのに、『自分が怠けているだけだ』と、自分の気持ちや生活習慣のせいだと決めつけてしまう方もいらっしゃいます。