台車で運ばれていた本400冊が、80代男性に接触し、男性が転倒し重傷を負ってしまったというニュースがありました。
悪い状況が積み重なっての無念だったとしか考えられません。
本400冊とは、約150kg相当。家庭用では最大級の600Lの冷蔵庫でさえ及ばないくらいの重量物です。
接触ではなく、落下した時の事を考えると・・・命の危険があったのではと思います。
不用品を運び、回収・処分することが仕事である私たちには、当然他人事とは思えませんでした。
弊社の不用品回収従事者は、不用品を運ぶ際充分に注意をはらって回収しております。
回収中は、お客様がちかくで見ていらっしゃる事もありますが、必ず安全のため離れて頂くように促しています。
物陰に人が隠れていないか?床に細かい不用品が落ちていないか?
一軒家丸ごとの不用品回収ではおもちゃが床に転がっていたりしますので、(特にミニカーは危険!)
このような際は小物をすべて撤去し、床に一切障害物が置かれていない状態にしてから家財を回収します。これも安全のためです。
そして、重くて2人では運べないもの。大きくても軽いもの、金庫のように、小さくても重いもの
不要品に掴む場所が無かったり、材質的につるつるしていて持ちにくかったり。
不用品が持ち運びのしやすいものだったとしても、そして庭のぬかるんだ地面、あるいは数センチほどの段差に足元をすくわれてしまう危険性もあります。
重い不用品を抱え上げて階段を降りるのですから、神経を手元と足元、そして背後に集中しなければけがをします。一人だけでなく、周りの人も巻き込んでしまう事になりますから、ひとりひとりが責任重大です。
生活になじみのある家具や家電が、不用品回収として搬出される際、時として凶器になることもあるのですから、素人での不用品処分がいかに難しくて危険であるかがとてもよく分かりますね。