ゴミ屋敷状態に陥りやすい人の特徴って?
●買い物が好きな人
ファッションやコスメなど、女性をターゲットにした商品は季節・流行によってめまぐるしく変化してゆきます。
町には綺麗なもの・かわいいものがあふれており、いろんな洋服が着てみたい!新しいメイクに挑戦してみたい!という方も多いのではないでしょうか?
ですが、新しい服を買ってはみたものの、着る機会が無くて結局タンスの肥やしになったり、眺めるだけで満足したり。かと思えばまた違うワンピースに目移りして早速買い物に出かけたり・・・一見、おしゃれを楽しんでいて微笑ましくもありますが、部屋に不用品をため込んでしまう人の中には『買い物が大好きな女性』も多くいらっしゃるんです。特に一人暮らしの女性ですとアパートやマンションのお部屋はそれほど広くはありません。狭いスペースの中に見合わない量の物を取り入れてしまう事で、片づけがうまくいかなかったり、収納しきれずに放置してしまいます。
●そもそも、部屋が狭すぎる
片づけが苦手でつい散らかしてしまう・・・ゴミ屋敷というわけではないけれど、ものがいっぱいでどこにしまえばいいかわからない。
こんな方は、まずお部屋を見渡してみてください。そもそも、お部屋が狭すぎるだけなのかもしれません。何かと持ち物が多い女性には、1kのお部屋は狭すぎると言われております。20㎡程度のお部屋ではクローゼットがついていたとしても小さいですし、コートなどの防寒具が加わるとあっという間にクローゼットの大半を占有してしまいますので、着なくなった洋服は思い切って捨ててみたり、あるいはできる範囲でタンスをもう一つ買ってみる・収納の便利グッズを使うなど、検討してみるのもいいと思います。
●仕事が忙しい人 働き盛り
こちらは男性に多く見られますが、働き盛りの男性は想像以上に激務であり、家へはシャワーを浴びて寝るだけという方が急増しております。特に片づけをしなくても寝るスペースさえ確保できていれば、一日の大半は会社で過ごすため多少部屋が汚くても大丈夫。最初は数袋ゴミ出しができないだけだったけれど、ほんの数週間ゴミを出さなかっただけで部屋がごみ袋いっぱいに。仕事で疲れているから一気に出すのも面倒だし、今更少し片づけたくらいじゃそこまで変わらないだろう。部屋に誰かを呼ぶわけでもないから今すぐ捨てなくても大丈夫・・・。そうこうしている間に取り返しのつかない事態になってゆきます。中でも極めつけは、自動車の中にまでゴミをためてしまう人もいらっしゃいます。
皆様はお気づきでしょうか?
鋭い方はもう気づいているかもしれません。
そうです。『ゴミ屋敷状態に陥りやすい人』というのは、特別変わった人というわけでも、奇特なわけでもありません。ごく普通に文化的な生活を営んでいるような方でも、ちょっとしたストレスで捨てられない・・・そんな状況になることがございます。言い換えれば、たった今こちらをご覧になっている方のご家族やご友人が片づけられなくなってしまう状態になってもおかしくはないという事です。独身・既婚老若男女問わず、幅広い世代の方たちがゴミ屋敷問題に直面しています。ゴミ屋敷=一人暮らしの人のイメージがありますが、特に共働きとなると、ご夫婦で片付けられないといった事例もございます。
●再発防止のためにできる事
いったん不用品をすべて撤去し、部屋をきれいにしても、1か月と経たないうちにゴミ屋敷に逆戻り・・・という事も問題視されております。実は、ゴミ屋敷は再発率が非常に高く、自分ですべて片づけられるようになるまでに年単位で時間がかかることもあります。そこで、ちょっとした心がけですぐに片づけられるポイントをご紹介します。
●ゴミ袋を常に常備しておきましょう
ココでのポイントは、『ゴミは必ず袋に入れる』という習慣を身に着ける事です。市区町村で指定されている袋である必要はありません。スーパーのポリ袋やプラスチックで充分。最悪、ゴミをため込んでしまったとしても、きちんと袋に入っていれば、いざ片づけるというときは一から袋詰めする手間が省けて簡単に捨てられますし、壁やフローリング・畳などお部屋へのダメージが少なくなります。
●周りの人ができること
再発防止のためには、周りの人が積極的に気に掛ける事が効果的です。誰しもそうですが、一人の力ではどうすることもできません。まずはご家族様が味方になってあげてください。決して責めてはいけません。汚部屋や片づけられないという事を知られることに抵抗がある方もいらっしゃいますので、まずは相談に乗ってみたり、気晴らしをさせてあげるなど、心のケアをすることが第一です。