ゴミ屋敷の片付けをやっていると必ずついてくるのが遺品整理。

孤独死の物件は状況が悲惨!人体から出たガスが発生するので
そこらの生ごみ屋敷とはレベルが違う
ゴミ屋敷の中で孤独死を遂げたケースは非常に多く
生ごみの臭い+遺体から発せられた腐臭が逃げ場なく充満しています。

専門業者でさえお手上げのゴミ屋敷だと、
200万 300万 という見積りが出ることもあるんです。
これはつまり、『うちでは手におえないのでお断りします』
と遠回しに示していると思ってもらって間違いないありません。
ゴミの量によりますが、1LDKくらいのゴミ部屋の片付け(あるいは遺品整理?)
でこの金額が出たら、真に受けずに
作業ができないという事なんだなと、受け流して下さい。
また一から業者を選定しなおして下さい。

隠したい気持ちも分かりますが、
訳を話せば 対応できるかどうかはすぐに回答してもらえますし、
作業能力があるかどうか、ふるいにかけられるのですから
時間も短縮できます。

先日伺った一軒では、電話で臭いがすごいという事は聞いていたものの、
人がなくなった物件だという事は知らされていませんでした。
寝室に入ると人型の真っ黒いシミ、腐臭、明らかに亡くなっている。
隠そうとしても、長年この世界で仕事をしているプロなので
どうしてもわかってしまいます。
このお客様も、事前に孤独死があった物件である事は伏せていました。
『ここ…どなたか亡くなられた件での片付けの相談でしょうか?』
と後でやんわりと聞いてみたところ、実はそうなんです・・・と認めました。

人によって片付けの目標が違うので一概には言えないですが、
部屋で亡くなった(孤独死)の片付け依頼でも、
単にゴミを撤去してほしいだけ場合は、亡くなっている事を隠す傾向があり、

消臭や完全な現状回復を希望している場合は、孤独死で臭いがすごいので、
それも考慮してほしいと先に仰る傾向があります。

たまにあるのが
『人がなくなっていて、入れる状態でないので
鍵を渡すからゴミの量を見て見積りをしてほしい』という相談。
特に立会いができないっていう案件は、覚悟が要ります。
入れない=腐臭または異臭がするということなので。身構えてしまいます。
料金の説明や打ち合わせも兼ねているので、関東圏外に住んでいる訳で無ければ
なるべく立会いをお願いしています。
中に入らなくてもいいので、その場合は廊下でお待ち頂くことにしています。