今回は、新宿区からのゴミ屋敷清掃・片付けのご依頼を受けました。
少し複雑な事情かつ、最近増えているケースです。マンション及びアパートのオーナーさん
ご近所の方、不動産関係者を巻き込み、警察の方まで介入した事態となりました。
※ゴミ屋敷の画像は掲載しておりませんが、生々しい表現を含みますので、
ご注意ください。
まず、初めに当社にお電話をされたのは不動産業の方。
管理しているマンションの住人様から、二階のある部屋から虫がたかっていて、
近くを通るとゴミの腐ったような臭いがするので、見に来てほしい
という連絡から発覚したそうです。
担当者が足を運んでみると、やはりドアから強烈な生ぐさい臭いが。
どれくらい臭いが強かったかというと
『もしかしたら中で人が死んでいるのでは??』と疑ってしまうほどの臭い。
連帯保証人であるお母様に連絡をし、息子さんに電話を入れてもらっても
まったく連絡がつかない状況。警察立会いのもと、合鍵でドアを開けました。
すると、中は腰あたりまで積みあがったゴミ屋敷状態。
中でも、コンビニゴミ、生ごみ、ペットボトルゴミ、といった
あらゆる食品系のごみが8割で、ビールの缶ゴミは何百個も転がっていたそうです。
さらに驚いたのはおしっこ入りのペットボトル。
そして、新聞紙の一角があると思えば、大便が段段重ねになっていたとのことです。
こんなゴミ屋敷では、とても人が住めるような場所ではありませんが、
書きかけの書類や最近受け取ったであろう手紙があったため
数日前までそこにいたような気配はありました。
失踪や夜逃げなのか、それとも帰ってきているのかを調べたところ
毎日夜に電気がついていること、水道メーターが動いていることが
確認できました。
もうすでに近所の方からゴミの苦情が来ているため、
あとはいつゴミ屋敷を片づけるかというタイミングを図るだけです。
作戦としては、朝仕事に出ていったあと、夜帰るまでの時間内に、
臭い生ごみ、ペットボトルゴミ、缶ゴミ等
臭いの元となるゴミをすべて回収・処分すること。
本人と連絡がとれないため、了承を得ることはできないので、
お母様の権限でゴミ屋敷の清掃・片付けを行う事。
すべてゴミとして処分するのではなく、
必要と思われるものはお母様の判断で残しておくこと。
持家なら市役所から警告してゴミ屋敷を片づける流れになりますが、
今回は賃貸である事。オーナー様やご近所からゴミの苦情が来ているので、
連帯保証人であるお母様の権限で、
半ば強制的にゴミ屋敷の撤去作業を執行することができました。
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新宿のゴミ屋敷片付け・清掃エピソード2に続きます。