「ちりも積もれば山となる」といいますが、
ある意味この言葉はゴミ屋敷にこそふさわしいのかもしれません。
ゴミ屋敷には、本当に山のようにゴミが溜まっていて、
その片付け作業はとんでもなく過酷です。
テレビでゴミ屋敷の清掃作業を見る機会があると思いますが、
「大変だな」と感じるぐらいではないでしょうか。
またゴミを片付けることぐらい誰だってできるだろう、
楽な仕事だなと思われるでしょうが、実際は全く違います。
ゴミ屋敷と言っても千差万別ですが、
中には室内だけでなくトイレやバスルームまでも
ゴミ置き場化するのも珍しくなく、
生ゴミが腐敗した特有の臭いが充満していることも多いです。
テレビでは山と積まれていたり、
散乱しているゴミが映像を目にしますが、
この悪臭までは伝わってきません。
この悪臭の原因はほとんどが生ゴミで、
作業服に染み付くと言っても差し支えありません。
生ゴミの腐った臭いが室内に充満しているので頭痛がしたり、
吐気がすることもあるんです。
そのため作業着や軍手だけでなく、
長靴やマスクなどを装着し、
鼻の下にメンソール系のすーっとするような軟膏を塗って、
独特の臭いにやられないようにして作業していきます。
最も多いのが加工食品系ゴミです。
カップ麺や惣菜容器などが無造作に放置されていたり、
中を洗わずに袋に投げ入れられていたりと様々ですが、
この生ゴミ目当てに害虫も集まってきます。
ゴミを処理していると黒い塊が素早く
目の前を横切るなんて当たり前、
そんなことを気にしていたら片付けなどできませんから、無視してゴミを回収していきます。
特に注意したいのは、串など細くて尖ったゴミです。
焼き鳥などで使われている串は、
先端が尖っているのでとても危険です。
もし知らず知らずに掴んでしまうと手に突き刺さってしまい、
破傷風といった病気の原因になることもあります。
この危険を避けるためには、
ゴミ袋の端などを軽く手づかみすることが基本になります。
もちろん、ごみの上に倒れてしまったり、
こけてしまうと体に刺さる可能性があるので、
入り口から順番に作業場所を確保するようにして
ごみを整理していなければなりません。
私たちゴミ屋敷清掃人は常にケガと隣り合わせですが、
自分の部屋ではない分、それなりに気を払っているので
けがをする事はほとんどありません。
イチローも言っていましたよね。ケガをしないのがプロだと。
けがをする危険があるのは皮肉にも
ゴミ屋敷に住んでいる当事者です。
少し散らかっているけれど部屋に危険なものなんてないはず
そんな先入観が痛ましい事故を生んでしまったケースを
幾度となく目の当たりにしてきました。
階段にまでゴミが散らかった状態の一軒家。
階段を降りる際に
80代のおばあさんが足元を滑らせて帰らぬ人となりました。
糖尿病を患っていた50代男性
ゴミ山の上を歩いて生活していたところ
割れたコップのガラス片が足に突き刺さり
壊死した足は完治することなく、切断を余儀なくされました。
その後、ゴミ屋敷が改善する様子もなく
次は同じ原因で手を切断することになりました。
いつまでも、体が自由に動くとは限りません。
今現在、健康な人は
健康なうちに片付ける癖をつけておけば
体が思うように動かなくなった時
ダメージを最小に抑えられることでしょう。
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