現実を受け入れられないために、大量にある遺品には手が出ないし、
現地へ行くまでの足も無い。臭いもきついので鼻をつまみたくなるし、
生々しく状況もひどいから目を背けたくなる。
そして、おせっかいなの人からの心無い言葉には耳をふさぎたい。
親族が亡くなったというだけでこんなにもつらいのに、
その中で遺品整理をする事がどんなにつらい事でしょう。
ご遺族は苦労を五感でいっぱいに感じているのです。
そっとしておいてほしいはずのに、中にはデリカシーもなしに遺品整理の現場を見物に来る人もいて
親族に手伝ってほしくて声をかけても、お金になるようなものだけ懐に入れて、
肝心なタンスやソファーの運び出しには知らんぷりをされてしまって
全く役に立たなかった!こんなことなら呼ぶんじゃなかった!
なんてもやもやしてしまう事にもなります。
片付けは親族でできればそれが一番いいのですが、(格安で処分ができるという面で)
身内だからこそなあなあになる部分もあり・・・
だからと言って素人さんなのですから、
プロ並みのクオリティは求めない。というのが鉄則です。
お相手も忙しい中お手伝いに来るのですから、
完全に親族だけで遺品整理をする場合は、時間がかかる事を理解する必要がありそうです。
家族だけで遺品をすべて片付けるには、最低でも一か月はかかるという前提で
取り組めば、なかなか処分ができなくてイライラすることもありません。
最終的に、遺品整理を当社にお選び頂いた方の感想
不用品と必要な物の選別はかろうじてできたのに、その先の処分ができない。
腰が曲がるような重い家具を一人で運ぶことはできませんでした。
1人暮らしのくせに、モノが多すぎたのです。一人暮らしだからこそ、モノが多いのでしょうか。
タンス・テーブル・婚礼家具・エアコンは3台・大型テレビ・大型冷蔵庫・革のソファー・スプリングベッド
二段ベッド・洗濯機3台・食器棚2台・本棚4台 ざっとこんなに大量で、一人暮らしには?と
思うほどの違和感がありました。とにかく、全部不要な遺品なので
遺品整理に協力してほしいと、兄弟に呼びかけてみましたが、
|理由をつけられて一度も遺品整理に参加してくれたことはありませんでした・・・
『だからと言って全く協力しないわけではない。考えがある。
費用はお互いに出し合って、遺品整理の業者を頼んでみないか。』
兄からの提案で、千葉県で対応してもらえるという御社に見積の依頼をしました。
決して安くはない金額ですが、みんなで費用を負担しあえば問題ない額です。
この時ばかりは改めて、兄弟の提案に感謝するばかりでした。
同じようなことで困っている人が居れば、ぜひ勧めたいサービスです。
遺品整理は、日常的に利用するサービスではなく、ごくたまに、
いざというときに初めて利用する珍しいサービスともいえます。
が、高齢化社会とともに認知度が上がり、利用する方が多いので、これからの常識となるでしょう。
今まで想像もできなかったたいせつなひとがいない生活。それが現実に訪れた時は・・・
遺品整理を通して、孤独死問題、無縁社会の問題解決や対策のヒントを得られる場面でもあります。
故人が遺したものから学べることがたくさんある。
ぜひ、そのことをみなさんにも知ってもらい、発展させる事が大事だと思います。