子供のいる家庭でのゴミ屋敷というものが増えています。

一人暮らしのゴミ屋敷よりも深刻です。なぜならば、ゴミ屋敷で育ってしまう子供もまた、
掃除が苦手で、片づけられない性格になってしまうからです。

お子さんがいる方で、まさに今ゴミ屋敷状態であるという方。
今すぐ引越しの予定があるわけではないからと、先延ばしにするのではなく、
少し考える必要があるかもしれません。

三つ子の魂百までとも言いますが、お子さんが小さければ小さいほど、
片づけられない部屋で子育てをされているという事は、
少なからず悪い影響を及ぼすと覚えておいた方がいいでしょう。

幼稚園・小学校に入ってからは集団生活が始まります。
そこで、周りの子供との違いが目に見えてきます。

落ち着きがない お道具箱の中がぐちゃぐちゃ 
段取りを考えることが苦手 ランドセルの整理ができない
集中力がない 何でも後回しでずぼらになってしまう

お心当たりはありませんか?
子供は親の行動をみて育っているのです。

ゴミ屋敷で育った子供が、片付け上手に育つわけがありません。

お若い方のゴミ屋敷を片づけた際、相談されることがあるのですが
親子2世代でゴミに埋もれて生活してきたという方がいらっしゃいます。
『そういえば、母も片付けが苦手で、物心ついたときから実家がゴミ屋敷のような状態だった』
『父も掃除に協力的ではなくて。片づけられないのって、遺伝するんでしょうか・・・?』

大体はもったいないもったいないが口癖で、
実は片づけられないだけ、だったそうです。

この場合、遺伝というわけではなく、育った環境の問題です。

お子さんがまだ小さい場合はなおさら、
今すぐゴミ屋敷から脱却する策を考えることが優先です。

ゴミ屋敷から離れ、片付けをする姿を見せる・一緒に片づけに取り組む事で、
学校では教えてもらえない、一生ものの教養が身につくことでしょう。