身近なところにゴミ屋敷が出現する可能性は誰にでもあります。忙しくて自宅へは寝るためだけに戻るような状況が続いたり、病気で思うように身体を動かせなかったりすれば、ゴミは溜まる一方となり、気がついた頃には自分一人で片付けられない状況となってしまうのです。途中で踏みとどまれないことを不思議に思う方もいるかもしれませんが、それほど人間の“慣れ”とは恐ろしいものであり、居住スペースにゴミがあっても平気に思えてしまうようになる人も少なくないのが実情です。これから、ゴミ屋敷を自力で掃除していくための手順をご紹介していきますので、もしもの場合には参考としてみてください。
ゴミ屋敷と向き合って、まず判断すべきこと
ゴミ屋敷を目の前にして、「コツコツと片付けようか・・」と考えていても、実際の作業に取り掛かってみれば事前の考えがとても甘かったと痛感させられるケースがあります。このようなときは、はじめから専門業者に依頼したほうが時間を無駄にしませんし、体力的・精神的な苦労や辛さを味わうこともなければ、確実に片付けることができます。
・3DK以上の広さであり、一面がゴミで埋められている
・庭や駐車場までゴミが溢れだしている
・水周りが機能していない
もしも、上記のひとつにでも該当するようであれば、すぐに専門業者へと問い合わせることをおススメします。
片付けの準備
上でご紹介した判断基準のいずれにも該当しなかったのであれば、大仕事のために具体的な準備へと入っていきましょう。普通の掃除とはまったく異なり、“運び出して捨てること”がメインとなってきますので、事前にゴミの処分方法を熟考しなければなりません。大量のゴミ袋を車に積み込んで地域のゴミ処理センターまで運搬していくのか、いつものゴミ捨て場を利用するのか、明確にしておく必要があります。前者の場合には受付時間の確認、後者の場合には収集日を確認し、それに沿った作業スケジュールを決めていきましょう。
そして、人手の確保も考えなければなりません。ゴミ袋を手に持って車まで何往復もするのは相当な体力を要します。ゴミ屋敷を他の方の視線に晒すのも勇気がいるかもしれませんが、状況を改善させるために必要なステップと割り切りましょう。片付けのスピードが上がるのはもちろんですが、何より片付け完了までのモチベーションが維持できるのは追い風に他なりません。
最後に、道具を用意すれば、あとは計画通りに作業に取り掛かるのみです。具体的にどのような道具があると便利なのかリストとして下にご案内いたします。
・マスク、軍手、エプロン
汚れやにおいから片付ける人を守ってくれるこれらの道具は必須です。それぞれ人数の3倍ほどの量を用意しておきましょう。
・ゴキブリ駆除剤・蚊取り線香
ゴミ屋敷である以上、ゴキブリや小ハエが潜んでいると考えておきましょう。ゴミの整理・搬出に入る前に、それらを駆除することで作業効率は上がります。
ゴミ袋
多いに越したことはありません。自治体指定のものがあれば、それを使用しましょう。尖ったものなどを入れて袋が破れないよう、新聞紙など緩衝材を用意しておくと便利です。
・ガムテープ、紐など
ゴミ袋に入れられないものを縛ってまとめておくために必要です。
・車
ゴミ収集所やゴミ処理センターにゴミを運ぶために使います。車に付着するニオイや汚れが気になる場合、あまり量が詰め込めない場合には、この部分だけ業者に委託することもできます。
片付けの順番
片付けは何日もかけてダラダラやるよりも、短期間で終わらせようとの意気込みで進めるほうがおススメです。用意した道具を手に、テキパキと行動していきましょう。
まずは害虫駆除から始めよう
上でも少し触れましたが、ゴミ屋敷であればゴキブリやハエの住処となっていることが多いため、事前に用意したゴキブリ駆除剤などを用いて室内の害虫を駆除しましょう。前日などに霧状の駆除剤を部屋の奥に1つ、入口付近に1つといった具合に設置して使用することがおススメです。これでゴミ屋敷内の害虫はほぼ駆除できますし、大きなゴキブリであっても十分に弱らせることができるはずです。
小さなスペースからコツコツと
ゴミ屋敷に立ち入れば、どこから手をつけていいのかわからないと感じるかもしれませんが、そのようなときこそ“小さなスペースからコツコツ”と作業を始めてみてください。まずは、入口付近の1メートル四方からキレイにしてみましょう。それだけでも、“コツコツとやっていくことでしっかり片付くんだ”という実感が得られますので、モチベーションの向上へとつながっていくでしょう。
ゴミを減らした後の仕分け作業
誰の目から見てもゴミと判断できるものであれば処分するだけなのですが、ゴミなのかどうか判断しづらいものも多くあるのがゴミ屋敷の特徴です。これらは一つ一つ判断しなければならないので、作業の手が止まってしまう原因となるため、2つのルールを定めておきましょう。まず一つ目は、ほぼ処分すること。二つ目は“いつか使うかも”は捨てることです。どうしても判断に困る物品については保留としておき、後の判断とするしかありませんが、なくても困らないものであれば処分してもいいかもしれません。
ゴミを搬出して清掃を
一連の作業を終えた後、あなたを待っているのは入念な清掃作業です。これまでゴミが積み上がっていた場所なのですから、生ゴミからの漏出液などが床を汚していたり、長期間にわたって蓄積してきたホコリがいたるところに見られたりしますので、それらをしっかりと除去しなければなりません。モップや雑巾での清掃をする場合には洗剤を使用することがおススメです。特に漏出液は害虫を呼び寄せてしまうことに加え、なかなか落ちないものなので、汚れ具合によってはハウスクリーニング業者を呼ぶことも検討してみましょう。
途中からでも専門業者を呼ぶのも一手
自力でゴミ屋敷を何とかしようと意気込んで作業に取り掛かってみたものの、その作業負担の大きさに途中で投げ出してしまいたくなる場合もあるでしょう。そのようなときは躊躇せず専門業者を読んでみることがおススメです。なぜなら、汚くて臭いゴミ屋敷の片付けは一度、気持ちが折れてしまえば、その後の作業はとても進みづらくなってしまうためです。この結果、そのときに心の中で思っている“また今度やろう・・”といった考えは時間の経過とともに薄れていくだけとなるでしょう。
ゴミ屋敷の片付けは処分していくスピードを重視すべきなので、捨てるかどうかの判断における客観性も必要となりますし、それを実践していくだけの人手の確保を確実におこなわなければなりません。迷うことなく次々とゴミが搬出されていくフローを重視すれば、専門業者へ依頼するメリットはかかる費用以上に大きいと思います。見積りは無料で行ってくれる会社もありますので、気軽に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
冒頭でも触れましたように、何かしらの事情が重なることによってゴミが処分できず、自宅がゴミ屋敷となってしまう可能性は誰にだってあります。また、高齢化社会の進展によって、身近な誰かの自宅がゴミ屋敷となってしまい、あなたが片付けをしなければならない場合だって考えられるでしょう。そのようなときは、これまでご紹介してきた内容を参考としていただければと思います。
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