綺麗に掃除された部屋よりも少し散らかっているくらいのほうが落ち着くという方も多いかと思います。少し散らかっているくらいであれば問題はないのですが、もし一般的なゴミ屋敷レベルの散らかり具合になっているのであれば、今すぐにどうにかすべきです。というのも、ゴミ屋敷にはデメリットしかないのです。ゴミ屋敷における具体的なデメリットを理解した上で、ゴミ屋敷からの卒業を目指していきましょう。
デメリットその1:無駄な出費が増えていく
ゴミ屋敷のデメリットについてですが、まず挙げられるのがお金の問題です。というのも、ゴミ屋敷のままにしておくとどんどん無駄な出費が増えていきます。風水的な意味でも綺麗に掃除された部屋のほうが金運がアップするといったことは言われているものですが、現実的にも無駄な出費が増えていくことになります。
ゴミ屋敷の中でどこに何があることを正確に把握できている方というのはほとんどいないかと思います。例えば、電池が必要になっていざ探して電池が見つからないと「なくなってるから買いに行こう」となるでしょう。電池をわざわざ買いに行って、家に帰ってきてからしばらくすると探していた電池が出てくる・・・といったことがゴミ屋敷のままでは起こりやすくなります。これは本来であれば、購入する必要のないものを無駄に購入していることになります。小さなものであってもこれが繰り返されると、とんでもない出費になります。だからこそ、ゴミ屋敷のままでは無駄な出費が増えてしまうのです。
また、最初は居心地のよかったゴミ屋敷でもそのうち嫌気がさしてしまうかもしれません。そうなってくると、できるだけ家にいる時間を少なくしようと外出することが多くなるでしょう。遊びに行く頻度や外食の頻度が増え、そういったものも無駄な出費につながってきます。どれもこれも家を綺麗にしておけば、無駄に出ていくことのなかったお金です。
デメリットその2:健康への悪影響が出る
ゴミ屋敷のままでいることのデメリットとして、次に挙げられるのが健康への悪影響です。というのも、ゴミ屋敷でありながら衛生的ということはあり得ません。不衛生になるからこそ、健康を害する可能性が高まります。
ゴミ屋敷では、ハウスダストによるアレルギーといったものも起こりやすくなります。もし風邪でもないのに鼻水が出る、くしゃみが出るといった症状に年中悩まされているのであれば、ゴミ屋敷のハウスダストによるものかもしれません。
食中毒の危険性
また、ゴミ屋敷の中では食中毒も起こりやすくなります。作ったものをそのまま放置してしまう、飲みかけのドリンクをそのまま放置してしまう・・・このように飲食物を放置したままにすると雑菌が増えます。食中毒というと生魚のイメージが強いかもしれませんが、一度火を通したものであっても食中毒になるものです。ゴミ屋敷だけど飲食物だけはしっかり管理しているというところはほとんどないでしょう。かつて食べ物であっただろう残骸が化石になっているようなことも珍しくありません。こういった不衛生な状態が飲食物の雑菌の増殖を促し、食中毒を引き起こしてしまうこともあるのです。
さらに、ゴミ屋敷のままにしておくと虫による健康被害も出てくるかもしれません。ダニが増えれば常に体のどこかがかゆいということになりかねませんし、蛾などが飛ばす鱗粉といったもので湿疹ができることもあります。毒を持った虫がゴミ屋敷の中に潜んでいれば、その毒によって救急車に運ばれるようなこともあるかもしれません。ゴミ屋敷の中で虫がわくようになると、今度はその虫を餌とする別の生き物を呼び寄せることになります。最終的にはネズミや野良猫までがゴミ屋敷を出入りするようになり、その糞尿によってさらに衛生面が悪化するという悪循環に陥ることもあります。
死を招く
「体に悪いってだけで死にはしないんでしょ?」というのんきな方もいるかもしれません。しかしながら、ゴミ屋敷というのは最悪の場合、死をも招きます。というのも、ゴミ屋敷の中というのは家の中にゴミ山ができているような状態ですから、その山が崩れればそれこそ雪山の雪崩のようになります。実際に、ゴミ山が崩れてしまって、そのゴミに埋もれて身動きが取れないままに亡くなってしまう方も少なくありません。最近では孤独死が問題になっていますが、ゴミ屋敷の中で孤独死してしまう方も増えているのです。
そして、ゴミ屋敷というのは人の心までにも悪影響を及ぼします。精神衛生上といった表現がよく使われるものですが、ゴミ屋敷というのは精神衛生上でも悪影響を及ぼすのです。ゴミばかりの悪臭漂う狭い空間の中で、健康な精神状態を保てるわけがないのです。ちょっとしたきっかけでゴミ屋敷ができあがってしまうと、それで一気に精神状態も悪くなり、それこそ心の病気になってしまうこともあるのです。
樹海で自殺されたかたの部屋の7割がゴミ屋敷だった、というデータが裏付けています。
デメリットその3:ご近所トラブルに発展することも
すでにゴミ屋敷のデメリットというのは十分にご理解いただけたかと思いますが、他にもデメリットがあります。それがご近所トラブルです。ゴミ屋敷というのは、実際にご近所トラブルをも引き起こしてしまうのです。テレビのニュースなどでも見聞きしたことのある方は多いでしょう。
「自分の家なんだから好きにさせてよ!」という方もいるかもしれませんが、
ゴミ屋敷というのは周りの方にも迷惑をかけることになります。
ゴミが道路にまで散乱していれば通行の邪魔になりますし、悪臭はそのあたり一帯を包み込みます。ゴミ屋敷に害虫や害獣が吸い寄せられれば、それはもはや自分の家だけの問題ではないのです。周りに自分以外の誰かが生活している以上は、気遣いというものが必要になってきます。
周りの方にしてみれば、赤の他人の家のことですからなかなか口出しはできないでしょう。そのため、ほとんどの方が最初は我慢するのです。しかしながら、その我慢が積もりに積もって爆発したときにとんでもないご近所トラブルになる可能性があります。ゴミ屋敷になる前には本当にいいご近所付き合いができていたのに、ゴミ屋敷になった途端に関係が悪化するということもあります。地域全体の人間関係にも影響を及ぼしかねません。基本的にゴミ屋敷を歓迎してくれるような方というのはいません。ほとんどが顔をしかめるでしょう。だからこそ、そのゴミ屋敷がきっかけでご近所トラブルに発展することも珍しくないのです。実際に、ゴミ屋敷が原因となったご近所トラブルはこれまでにも多いですし、事件に発展しているものだってあるのです。
・ゴミ屋敷にメリットはひとつとしてない!
先ではゴミ屋敷のデメリットについてお話ししましたが、本当にゴミ屋敷にはデメリットしかありません。デメリットがあるだけで、メリットは一切ないのです。
最初はちょっと散らかっているくらいのほうが居心地がいいというところからスタートしたのかもしれません。本当にちょっと散らかっている程度であれば、落ち着くということもあるでしょう。しかしながら、ゴミ屋敷のレベルになってくると当の本人ですら居心地が悪いと感じるようになるのです。本来であれば、自分の住まいというのは自分にとって一番居心地のいい場所であるはずです。そういう意味では、ゴミ屋敷というのは住まいとしての機能を果たしていないのです。居心地も悪い、余計な出費もかさむ、心身ともに悪影響がある、ご近所トラブルに発展する可能性がある・・・ゴミ屋敷であることによって享受できるメリットは一切ないのです。自分も不快、周りも不快でいいことがひとつもありません。
・デメリットしかないゴミ屋敷から卒業するには?
ここまで来て、「まだゴミ屋敷のままでいたい」と思う方はいないでしょう。大なり小なり、今のゴミ屋敷をどうにかしたいと感じているはずです。では、具体的にゴミ屋敷から卒業するためにはどうしたらいいのでしょうか。
もし、範囲が狭く自分ひとりでもどうにかなる、ヘルプを出せば駆けつけてくれる誰かがいるということであれば地道にゴミ屋敷を片付け、清掃していくこともできるでしょう。ただ、それができるのであればもっと多くの方が早くにゴミ屋敷を卒業できているはずです。できないからこそ、ゴミ屋敷をそのままにしているというケースがほとんどです。
そうなってくると業者に依頼するのが一番手っ取り早いです。もちろん、業者にゴミ屋敷の清掃を依頼するとなるとお金がかかります。「お金をかけてまでは・・・」と踏ん切りがつかない方もいるかもしれませんが、先でもお話ししましたようにゴミ屋敷のままにしておくと無駄な出費が増えます。この出費が続けば、業者に依頼する以上のお金が飛んでいくことになるのです。一時的とは言えどまとまったお金を出すのはあまり気が乗らないかもしれませんが、将来的にも続くであろう無駄な出費をなくすためと考えれば、これはかなり有益な投資といえるでしょう。
ただ、ゴミ屋敷を清掃してくれる業者というのは現在数多く存在しています。その中には、残念なことに悪質な業者も存在します。ゴミ屋敷から本気で卒業したいと思っているのであれば、こういった悪質な業者を避け、きちんとした業者に手助けしてもらうようにしましょう。きちんとした見積もりを出してくれて、なおかつ、具体的にその見積もりの説明をしてくれる業者であれば、安心してゴミ屋敷の清掃を任せることができるでしょう。安心して任せられる業者を見つけて、デメリットしかないゴミ屋敷から卒業しましょう。
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