投資用不動産を所有しているオーナーにとっては、
店子が部屋を綺麗に使ってくれているかどうかは、
家賃が毎月納められるかの次に気になるところ。
最近、テレビでお茶の間を騒がす汚部屋の様子に、
「他人ごとではないかも・・・」と不安になる大家も多い。
ゴミ屋敷に潜むトラップ
ゴミ屋敷内には様々なトラップが仕掛けられている。虫、壁の腐食、黒カビ。
ゴミさえ移動すれば、
元の綺麗な壁と床が顔をのぞかせると期待しているからショックは大きい。
そして、一番の不安は火災である。有機物・無機物が雑多に残された部屋に、
わずかに残った火種から燃え広がってもおかしくはない。
床や壁の腐食は原状回復ハウスクリーニングかリフォームで元通りになるが、
火災は当人だけの問題ではない。近所にも被害は及ぶ。
何としても未然に防ぎたいところである。
原状回復費用が高額になる事も
不動産オーナーが遠方に所有している物件なら、
滞りなく家賃が支払われている限り、ゴミ部屋になっているとは
気づかないケースも多い。オーナーとしては大きな損害。
部屋としての価値が下がることや、
原状回復費用だけで今までの利回りが飛んでしまう事もある。
だが、ゴミが部屋にあふれているからと言って、
片付けを命じる権限がないのも現状である。
また、大家だからと言って、部屋が汚い事を理由に退去させる事も難しい。
結局のところ、賃借人が
退去時に「すみません実は部屋の片付けができず困っています」
と管理会社に白状するのか、
賃借人が生活するうえで、
臭いや汚れに耐えられ無くなり片づけをし、
何事もなかったかのようにふるまうのか。(これはこれで一件落着だが)
どちらが先にしても、ゴミ屋敷にしてしまったという時点で、ハウスクリーニングの課題が残る。
設備点検の名目でチェックするという裏技も
いくらオーナーとはいえ、勝手に賃借人の家にあがりこむと不法侵入になるのは常識だ。
だが、賃貸物件がゴミ屋敷の危険性があるのかどうか、把握する方法がないわけではない。
一般には、事前告知ありの設備点検、ガス点検で立ち入った時に確認できる。
名目上では設備の点検としてだが、実は部屋の現状確認が目的になっている場合も多い。
業者に依頼した場合の清掃費用は、
当然の事住んでいる本人の自己負担になる。
ゴミを残したまま行方をくらますいわゆる『夜逃げ』の場合は連帯保証人に負担義務がある。
ゴミ屋敷のほとんどは一人暮らし
ところで、ゴミ屋敷になりやすい人はどんな人だろうか。
統計では、9割が独居世帯。つまり一人暮らしの方である。
カップルで同棲している世帯や、家族がいる世帯では、
誰かが掃除をする事で家事分担のバランスが取りやすいが、
独居だとゴミを捨てるか捨てないかの判断基準がすべて自分にゆだねられているほか、
「片付けなさい」と叱ってくれる母親的存在も不在であることから、格段にゴミ屋敷リスクが高い。
一人暮らしとは常に主体的に行動することである。
自炊するのかコンビニで済ませるのか。休日だからと言って夕方まで寝ているのか、
早起きして予定を入れるのか。何を捨てて何を捨てないのか。
これに慣れない人が多いために、主体性を放棄してしまう方が多い。
ゴミ屋敷にしても平気なのは、賃貸だから
また、賃貸にゴミ屋敷が多い理由は、「家自体に愛着がないから」・「自分のものでないから」だろう。
苦労して買った物件でローンがあと30年も残っている・・・と思えば、掃除は進んでやるものである。
無情にも、「大家さんが困るから掃除はちゃんとしておこう」とはならないのが現実だ。
不動産オーナー業というのは、生活の場を貸しているので、部屋で孤独死されることもある。
ゴミ屋敷になる事もある。部屋の数だけそれぞれの常識があって、部屋が汚くても平気な人だって居る。
ゴミ屋敷のリスクは不可欠だと覚えておけば、あとで戸惑うこともない。
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